こんばんにゃ~( *'3`)ノ
ヴァンパイア騎士 シーズン 1
ヴァンパイア騎士
作者 樋野まつり
日本の少女漫画。『LaLa』(白泉社)で2005年から2013年まで連載されていた。単行本は花とゆめコミックスから全19巻。文庫は白泉社文庫から全10巻。2008年にはテレビ東京系列 (TXN) でテレビアニメ第1期と第2期が放送され、音泉でWebラジオが配信されていた。
連載終了後、『LaLaファンタジー』(白泉社)や『LaLa DX』(白泉社)に特別編が掲載された。『LaLa DX』2016年7月号より「ヴァンパイア騎士memories」が連載開始。単行本は花とゆめコミックスから既刊1巻。
あらすじ
全寮制の私立「黒主学園」には、一般生徒が通う普通科(デイ・クラス)と、エリートで美形揃いの吸血鬼(ヴァンパイア)が通う夜間部(ナイト・クラス)が存在するが、普通科の生徒は夜間部全員が吸血鬼という事実を知らない。5歳以前の記憶を持たない主人公・黒主優姫は、麗しい吸血鬼で夜間部のクラス長を務める玖蘭枢に命の恩人として憧れつつも、錐生零と共に学園の秘密を守るため、風紀委員として守護係(ガーディアン)を務めている。5歳のころ、ナイトクラス寮長・玖蘭枢に助けられた過去を持つ。人間と吸血鬼を共生させる学園、そして、吸血鬼を激しく憎む零には、それぞれにひた隠す秘密があった。
登場人物
†普通科(デイ・クラス)†守護係(ガーディアン)†
†黒主 優姫(くろす ゆうき)・玖蘭 優姫(くらん ゆうき)声 - 堀江由衣†
本作の主人公。学園を守る守護係(風紀委員)を錐生零と共に任された少女。身長152cm。16歳。血液型O型。10年前の雪の日、元人間の吸血鬼に襲われかけたところを玖蘭枢に助けられ、理事長である黒主灰閻の養女として大切に育てられた。5歳以前の記憶は失っている。頭は悪いものの運動神経は良く、養父仕込みの腕前はかなりのもの。守護係の使用武器は灰閻から貰った「狩りの女神」(アルテミス)と呼ばれるロッド。吸血鬼化した零をレベル:Eに堕とさないために、彼からの吸血を受け入れていた。幼少期から枢のことを慕っている。正体は人間ではなく、純血種の玖蘭悠と樹里の間に生まれた純血の吸血鬼である。枢の義理の妹で、同時に許婚でもあるが、優姫は枢を義理の兄ではなく実の兄と思っている。樹里の術式により吸血鬼としての能力と記憶に蓋をされ、人間として生きていたが、枢によって吸血鬼の本能に目覚め、失われた記憶を取り戻した。その変化の際、髪も長く伸びた。枢の元に戻ることを約束した後、鎌へと覚醒した「狩りの女神」(アルテミス)を手に、人間だった頃の約束通り「敵」である零の味方をし、零と共に戦いを挑んだ玖蘭李土を塵としたが、零からは拒絶され、対峙する立場となった。枢の出現により零に別れを告げた際、零から逃げ続けることを零に誓った。その後、枢と共に学園を去り、両親と枢と暮らした玖蘭家へと戻り、枢の苦悩を受け止めた上で彼の吸血を許し、口付けを交わした。零と離別した1年後では、玖蘭家で英から教育を受けて暮らしながら、手渡すことはない零への想いを綴った手紙の破棄を繰り返している。安全面から昔と同じく隔離された生活を送るものの、人間だった当時を思い出し、零への想いを抱きながらの苦悩を抱えていた。吸血鬼に戻ってから、中々牙を使うことができず、枢が自ら出した血を飲んでいた。その後、自分と向き合うことで牙を使うことができるようになる。枢を未だに「センパイ」と呼ぶ癖が残り、言い直すように諭されることがある。枢からハンター協会との会合の件を聞かされ、零を思い出し動揺する。そんな中、会合の次の夜に夜会へ。そこで零と再会する。枢の死ののち、2年をかけて枢の娘を出産。その後、零と去り、子供を1人設ける。1000年の時を経て自らの命で枢を人間に変え、息を引き取った。
†錐生 零(きりゅう ぜろ)声 - 宮野真守優姫の幼馴染†
レベルE-ENDになりかける。
吸血鬼ハンターの名家である錐生一族の出身。学園を守る守護係を優姫と共に任される。シルバーグレイの髪と浅紫色の瞳の持ち主。17歳。A型。身長181cm。夜間部と普通科女子には疎まれているが、普通科男子にとっては希望の星。枢を唯一睨める存在でもある。使用武器は「血薔薇の銃」(ブラッディローズ)と呼ばれる銃。母体内で双子の壱縷の半分の力を奪ったため、1人半の力を持って生まれる。幼少期はとても優しい性格だったが、4年前に純血種の緋桜閑に家族を奪われた事件をきっかけに、優姫を始めとする極一部の信頼する人間以外には壁を作るようになった。吸血鬼を激しく憎んでいる。閑に咬まれた日以降、自らを駆り立てる吸血の欲求に耐え続けていたものの、優姫の血を飲んだことで吸血鬼として目覚める。元人間の吸血鬼に稀に見られる血液錠剤(タブレット)を受けつけない体質のため、優姫の血を吸うことで理性を保っていたが、閑の死により、いずれはレベル:Eに堕ちる運命となった。レベル:E化を遅らせるべく枢の血を飲むが、それは枢の思惑の一端でもあった。協会長の命令で牢屋に幽閉されていたが、李土に傷を受け深手を負った壱縷の血を飲み、脱獄する。好意を寄せていた優姫が純血種だと知り、苦悩しながらも優姫を拒絶し「敵」と言い放つ。彼女を前にしても心は変わらず、覚醒した「血薔薇の銃」を手に李土を1人で始末しようとするが、優姫に止められて決別し、武器を向け合うことになった。だが、その後現れた枢の計らいで、優姫に別れを告げる際に吸血し、最初で最後の口付けをする。再会時には優姫を殺すことを約束。離別後、牢屋に戻り壱縷を運ぶ。結果として、体内に純血種3人の血が流れ、自身の片割れである壱縷を取り込んだ彼は「最強のハンター」となった。優姫と離別した1年で1人で暮らしている。狩りへの強い欲求や、血液錠剤を受けつける体質への変化(枢や壱縷を介して閑の血を得たため)など、1年前とは明らかに異なる点がある。ハンターとしても実力を磨き、躊躇なく狩るが、心中に複雑なものを抱えている。街で助けた人間の子供には優しく接し、穏やかな顔を見せる。アパートに訪れた灰閻に、次期ハンター協会長としての会合への参加を求められ、枢と1年振りの再会を果たす。そのあと、海斗と夜会を見張る中、1年振りに優姫とも再会。番外編では、壱縷と癖や仕草が似ていることが判明した。その後、優姫への思いを認め、彼女と枢の娘と共に去り、1子を儲ける。1000年後には、すでに亡くなっていた。
†普通科(デイ・クラス)†
†若葉 沙頼(わかば さより)声 - 植田佳奈 †
水野理紗優姫の中等部からの親友で、陽の寮でも同室の良き理解者。良家のお嬢様で、顔も知らない許嫁がいる。枢を嫌っている。勘が鋭く、夜間部とは距離を置いている。優姫には「頼ちゃん」と呼ばれる。優姫が吸血鬼だと知った後も、変わらず彼女を受け入れ、気遣った。優姫が去った1年後も、吸血鬼の出自に関係なく、優姫に会いたいと願っており、鷹宮海人の協力により、再会を果たす。零とは同級生としての交流がある。また、零の伝達係。最後、藍堂英と結婚し、最後まで吸血鬼になることを拒み、孫たちに見守られながら穏やかな老後を迎えた。影山 霞(かげやま かすみ)声 - なし / 松川貴弘優姫のクラスの委員長。 テストの成績が悪い優姫に目を光らせている。好意を抱く瑠佳に舞踏祭でダンスを申し込むが、断られる。小説『凝黒(ノワール)の罠』では彼視点の話も描かれる。
新藤 撫子(しんどう なでしこ)声 - なし / 藤森多哉普通科女子生徒。漫画好き。見た目に反して行動的。当初は夜間部の拓麻に憧れるが、聖ショコラトルデーで零に助けられて以来、零の心優しさを知り、好意を寄せている。バレンタインにチョコレートを渡そうとするが、叶わない。また、舞踏祭でダンスを申し込むが、断られた。小説『凝黒の罠』では彼女視点で話が進行する。如月 風花(きさらぎ ふうか)登場する小説『憂氷の罪』の実質的なヒロイン。黒主学園普通科1年生(優姫や零の入学前)。明るい性格で枢に憧れている。密かに夜間部に潜り込んだ際、枢達に見つかり、以来なぜか好かれ夜間部に遊びに行くようになった。夜間部の面々に優しくされるが、英からは嫌われる。実は、吸血鬼達の手厚い態度は、開発中だった血液錠剤の実験台として見守るためであり、入学前に遭った事故で瀕死の重傷を負い、純血種に助けられたことで命を取り留めた風花は、吸血されたことも事故のことも記憶から消されていた。その事実を知った彼女は、藍堂が開発していた血液錠剤を飲んで理性を保ちつつ、素っ気無かった英の優しさに次第に惹かれ、聖ショコラトルデーにチョコをあげることを約束する。だが、レベル:Eへの進行が進み、ついにルームメイトに噛み付いて血を吸ったことで、激しい罪悪感と恐怖に襲われた。最後は、恋しい英の手で殺されることを願い、この世を去る。守護係の設立と血液錠剤の開発成功を齎した彼女は、英にとって決して忘れられない存在となった。
†夜間部(ナイト・クラス)†
†玖蘭 枢(くらん かなめ)声 - 岸尾だいすけ / 幼少期:喜多村英梨†
純血種(じゅんけつしゅ)の現当主。
純血種(Aクラス)
夜間部クラス長で、夜間部生徒が暮らす月の寮の寮長でもある。純血種の中でも、最も強い権力を今でも持ち続ける、元王族玖蘭家の現当主。漆黒の髪とダークレッドの瞳の持ち主。18歳。身長184cm。雪原に1人で佇む幼い優姫を、レベル:Eの吸血鬼から救った命の恩人。優姫を世界中の誰よりも大切に想っている。人間として生きていた優姫の憧れの存在。優姫の「失った記憶」を含む本当の姿を知っていたため、純血種であるにもかかわらず、人間の優姫をずっと気に掛けていた。表向きの両親である悠と樹里が存命の頃は、枢の正体を知った上で「息子」として愛情を注がれていた。10年前に李土が優姫を奪いに来た際には、樹里に優姫を任され、悠を殺した李土を殺そうとしたが、李土によって復活した枢には、体を肉片には出来たものの「主」である李土の完全な殺害は叶わなかった。人間だった頃の優姫の血を吸った零を、許し難い罪人として心底嫌っているが、優姫を狙う李土から優姫を守る盾代わりに生かし、李土を殺させるための「駒」として4年の間に「最強のハンター」へと導いた。優姫に対して行き過ぎた藍堂の行動などには罰を与えながらも、内心では夜間部を信頼している。過去の記憶を取り戻そうと発狂しかけた優姫の首に牙を立て、後に自らの血を飲ませることで優姫を純血の吸血鬼へと覚醒させた。その際、優姫の許婚であり義理の兄でもあることが判明。優姫を「行くべきところ」に連れて行こうとするが、優姫の抵抗によって李土粛清まで学園に残ることとなり、その間に、元老院の者達を純血の力で操り自粛させ、組織を消滅させた。李土に自らの血を直接入れて復活させた後、牢屋に囚われていた零を説得し、李土を粛清させることに成功する。だが、優姫と対峙し銃口を優姫に向けた零に憤り、ブラッディローズの茨による拘束を敢えて血を吸わせることで解き、零に攻撃するものの、優姫がこれを阻止。優姫に零と別れを告げる時間を与え、場を去った。優姫と零が離別した1年後では、裏から元老院を再構築しており、優姫に会合が開かれることを伝える。牙で血を得ることのできない優姫に、自ら血を流し与える。優姫の「センパイ」呼びを複雑に思い、「枢」か「おにいさま」と呼ぶように促す。優姫を心から愛し、彼女を以前のように隔離することで安全面に気を配っている。最後は自ら心臓をハンターの武器として起用し、最後まで優姫の妊娠を知らず、彼女を零に託して息絶えた。1000年後、優姫により人間として復活した。
†吸血鬼(ヴァンパイア)†
貴族階級(Bクラス)
†一条 拓麻(いちじょう たくま)声 - 千葉進歩†
夜間部副クラス長兼副寮長。18歳。身長184cm。夜間部における吸血鬼としての地位は、枢に次いで高位。元老院の最高責任者「一翁」こと一条麻遠の孫。上級吸血鬼の特殊能力の一種・物質の分解能力を操る。使用武器は日本刀。明るい性格で、優姫曰く「吸血鬼っぽくない」青年。漫画にはまり、昼夜逆転生活もよくする。友人として唯一枢を呼び捨てにし、タメ口で話す。だが、支葵千里を枢と李土の争いにこれ以上巻き込ませないために、枢を裏切り元老院側に付く。優姫の覚醒後、枢とは別々に学園を去り、10年間李土を匿っていた場所で枢や一翁と再会する。一翁のことを自分に任せるように枢を説得し、一翁との相打ちで瀕死の状態に陥るが、白蕗更によって一命を取り留める。その後、更の屋敷で目を覚まし枢のことを聞かれて以降、彼女に付き従う素振りを見せる。
†藍堂 英(あいどう はなぶさ)声 - 福山潤 / 幼少期:菊池こころ通称・アイドル先輩。17歳。身長177cm†
枢を崇拝しており、架院暁と共に「枢様の懐刀」と呼ばれる。だが、出会った頃(幼少期)は特別扱いされる枢を快く思っていなかった。生家の藍堂家は「反元老院側」とも言えるほどの「王権懐古派」。「天才少年」といわれ、テレビ出演の経験がある。その際番組を見ていた枢に呆れられる。枢に特別扱いされていた発狂前の優姫を快く思っていなかったが、優姫の血は好んでいた。上級吸血鬼の特殊能力の一種・氷の能力を操る。閑殺害の唯一の目撃者で、零が吸血鬼だと知りながら黙認する。枢に任されて学園を守っていた際、対峙した李土の純血の力により操られかけたところを、優姫に助けられる。優姫達が学園を去った後、枢を追いかけて架院と瑠佳と共に学園を離れ、1年後には優姫の教育係になっており、何かと優姫の面倒を見ている。小説『憂氷(アイスブルー)の罪』で登場した如月風花に対しては、当初は素っ気無いものの、純粋な彼女と接するにつれ、他の夜間部の生徒達のように実験台としてではなく、彼女自身を気に掛け始める。だが、風花がレベル:Eへの進行を迎えたため、自らの手で粛清することとなった。この件をきっかけに藍堂は以前にも増して元人間の吸血鬼に対する複雑な感情を抱える。藍堂にとって、風花は元人間の吸血鬼でありながら嫌悪感を抱かせない唯一の対象となった。最後、優姫の親友である若葉沙頼と結婚し、吸血鬼を人間にする薬の研究に成功した。
†架院 暁(かいん あかつき)声 - 諏訪部順一通称・ワイルド先輩。17歳。身長188cm†
藍堂とは従兄弟で共に行動することが多く、とばっちりを受けやすい。夜間部では、一条に次いで穏健派。枢も一条も尊敬している。幼い頃から枢への想いを突き通す藍堂と瑠佳の面倒を見ている。上級吸血鬼の特殊能力の一種・炎の能力を操る。幼馴染の瑠佳に好意を抱く。優姫の覚醒後は、他の夜間部生徒と共に、李土の放った元人間の吸血鬼から学園を守る。優姫達が学園を去った後は、藍堂、瑠佳と一緒に枢を追いかけて学園を去る。小説『憂氷の罪』では、藍堂の風花への態度に、冷酷ながらも忠告を促していた。それは、藍堂と風花双方のためであり、血液錠剤の実験に支障を来たす可能性を危惧したためでもあった。
†支葵 千里(しき せんり)声 - 保志総一朗16歳。身長173cm†
人間界でモデルの仕事をしている。お菓子が好き。普段から莉磨と一緒にいることが多く、千里も莉磨を大切に想っている。この上なくマイペースな性格。上級吸血鬼の特殊能力の一種・自分の血を自在に操る。支葵家は純粋な元老院派。大叔父は元老院の構成員の一人。母親は女優をしていた。純血種である李土の息子で、枢と優姫は従兄妹に当たる。李土が学園に来た際、その体を器として奪われた。幼い頃から、母のためと諭され、人形同然に穏やかに振る舞いながら育ったが、体を張って自分を助けようとした莉磨の姿を見て、自分の意志を大切にするようになる。優姫の覚醒後は莉磨を守り、学園が危うくなる中、彼女を抱え安全な場所へと避難する。優姫達が学園から去った後は、英達と共には行動せず、消息不明になった拓麻を莉磨と共に捜索。
†早園 瑠佳(そうえん るか)声 - 皆川純子17歳。身長169cm†
美形揃いの夜間部でも屈指の美女。枢に想いを寄せ、他の男には興味を示さない。夜間部設立直前、優姫の血に飢えていた枢に、代わりに自らの血を差し出した。上級吸血鬼の特殊能力の一種・幻覚の能力を操る。英や暁とは幼馴染。枢への思慕の点で、英にはライバル意識を強く持ち、枢に気に入られている優姫に嫉妬していた。現在は、頼れる女として枢から認められるべく努めている。優姫の覚醒後は、李土の放った元人間の吸血鬼から学園と普通科の生徒を守っている。優姫達が学園を去った後、英、暁と一緒に枢を追いかけて学園を去った。
†遠矢 莉磨(とおや りま)声 - 喜多村英梨16歳。身長165cm†
人間界でモデルの仕事をしている。上級吸血鬼の能力の一種・雷の能力を操る。マイペースな性格で、他人に考えを読ませない部分があり、口数は少ない。千里の母に憧れてモデルになった。千里のことを大事に想っている。千里を李土から救おうとした際、李土に大怪我を負わされる。優姫の覚醒後も、重傷の影響で眠ったままの彼女を千里が守っていたが、安全な場所へと抱えて運ばれる中、目を覚ます。優姫達が学園から去った後は、千里と共に行動する。モデルの仕事も続けている。星煉(せいれん)声 - 水野理紗年齢不明。身長170cm。枢の側にいる無口な少女。夜間部の誰よりも枢に忠実。彼が呼べばどこからでも現れ「我が主」と呼ぶ。忠誠心は高い。特殊能力はないが、高い身体能力と鍛えた肉体が武器。優姫達が学園から去った後、唯一、枢と共に行動している。アニメでは原作よりも出番が多い。
†ハンター協会関連†
†黒主 灰閻(くろす かいえん)声 - 子安武人 / 郷田ほづみ†
黒主学園理事長。身長184cm。AB型。優姫の育ての親。優姫に対しては親馬鹿である。吸血鬼に大切な人を殺された過去を持つが、人間と吸血鬼の架け橋を育てようと尽力する。かつては冷酷な吸血鬼ハンターだったが、優姫にその事実を言い出せず、ハンター協会に行った際に露見する。使用武器は剣。優姫の覚醒で事態が急変する中、ハンターとして現場復帰を果たし、眼差しも鋭く変化する。「僕」から「俺」へと一人称が変わり、口調も変わった。現役時代、数え切れない大量の吸血鬼を狩ってきたことを内心で後悔している。悠達に内緒で家を出た樹里の命を狙ったものの、返り討ちに遭い、深手を負った過去を持つ。その際、彼女の願いを叶えるための学園創設を約束した。ハンター協会長の死を見届けた後、残された吸血鬼ハンター達の監視下に置かれる。優姫達が学園を去った1年後では、監視状態が続くものの若干の自由は許されており、零に会うためアパートを訪れる。零の高等部残留に驚きながらも、変わらない口調で零に接する。外見は現役時のように髪を下ろし、愛用の眼鏡を着用。零に次期ハンター協会長としての会合参加を求める。黒主学園の理事長は、彼が不在だった間は夜刈が務めた(アニメではそのまま灰閻が理事長を続けている)。原作とアニメ共通で、夜間部がなくなり普通科のみの運営となっている。現在は、表向きのみ協会長として過ごす。アニメでは夜刈に「伝説のハンター」と呼ばれている。ハンターの仲間からは牙を持たない吸血鬼と呼ばれているが、その理由は通常のハンターと比較して吸血鬼の因子の影響を強く受けているため、約200年間外見が変わっていないからである。ハンター協会長声 - なし / 菊池正美本名は不明。李土と関わりを持つ謎の多い人物。灰閻と知人でもある。元老院と手を組み、ハンターと吸血鬼の互いの社会で不都合な部分を処理しようと画策していたが、体内に得ていた純血種の血に逆に取り込まれ、悲惨な最期を遂げる。彼の後任には零がなることが、灰閻の口から告げられた。現在は、表向きは灰閻が、実質的には夜刈が後任に就いたとされるが、これは零が協会長に相応しい器に成長するまでの間であり、当人達も複雑ながら了承している。
†夜刈 十牙(やがり とおが)†
安元洋貴現在No.1と称される吸血鬼ハンター。零の過去を知る師匠で、昔、零を庇って右眼を失った。使用武器は銃。倫理の教員免許を持つ。零の覚悟を試すために銃口を向け、協会長の命令で彼を拘束し、牢屋に閉じ込める。原作では零の覚悟を見極めた後学園を去るが、アニメでは教師を続け、壱縷とも再会を果たし、普通科と夜間部共通で教師として動くなど、原作とアニメにおける役割が大きく異なる。優姫の覚醒後は、現場復帰を果たした灰閻と協会長を残し、協会長が放った吸血鬼達の処理に向かう。優姫達が学園を去った1年後では、灰閻の代理で理事長を務め、零が適任に育つまでの実質的なハンター協会長となっている。
†鷹宮 海斗(たかみや かいと)小説『憂氷の罪』に登場。吸血鬼ハンター†
幼い頃、零と共に夜刈に教わっていたことがある。零より年上の兄貴、実の兄も吸血鬼ハンターだったが、仕事中に行方を眩ました。だが、再会時にはレベル:Eに堕ちていたため、海斗自らの手で粛清する。壱縷のことは好いていないが、零のことは評価している。夜刈の後任として倫理の教師を務めている。
†その他関係者†
†玖蘭 李土(くらん りど)新垣樽助玖蘭家の嫡男†
特に自分の肉体をメタモルフォーゼさせる能力に秀でる純血種。枢と優姫の伯父に当たり、千里の父親でもある。閑の元許婚。身長186cm。玖蘭家の始祖である枢を蘇らせた吸血鬼。10年前、元老院と手を組み、優姫を狙って玖蘭の屋敷を奇襲した際、卑怯な手で悠を殺したが、その後枢によって身体を破壊された。樹里を愛し、彼女と悠の最初の子供を奪って、枢を蘇らせる際の生贄にした。優姫を食らおうとするものの、樹里と瓜二つの容姿の娘に気が変わり、樹里の代わりにしようとする。だが、優姫と零によって身体を破壊され、死を迎える。
純血種(じゅんけつしゅ)の元当主。
†玖蘭 悠(くらん はるか)声 - 野島裕史 枢と優姫の父親†
他者に侵食しメタモルフォーゼさせる能力に秀でる純血種。身長185cm。李土と手を組んだ元老院の吸血鬼達に襲撃された際、ハンターの武器を身につけた李土に襲いかかり、死亡。樹里と共に3000年近く生きており、彼女を心から愛することで幸福を味わっていた。当初は、優姫の能力の封印を考える樹里に反対したが、後に賛成し、2人の手によって優姫に新しい未来が与えられた。始祖である枢を、実の息子のように愛している。容姿が若く口数が少ない番外編では、心から樹里を愛するものの、素直に愛情表現が出来ず、彼女から非難される場面がある。樹里の過激な発言も優しく受け止める大らかな性格の一方、家中の傘を隠して彼女と相合傘を試みるなど、幼い面もある。樹里が吸血鬼のいない世界で学園生活を送った際は、保護者の役割を果たした。
†玖蘭 樹里(くらん じゅり)声 - 國府田マリ子 枢と優姫の母親†
術式を使う能力に秀でる純血種。身長168cm。独身時代は買い食いが好きだったが、優姫の誕生後は、娘とのピアノの連弾やボードゲーム、枢いじりなどが趣味となった。10年前、玖蘭家が李土に襲われた際、自分の命と引き替えに優姫の吸血鬼としての因子を眠らせ、人間にする術を施したことで死亡。悠とは兄妹婚で、同じく3000年近く生きていた。兄であり、夫妻の最初の子供を奪った李土に対しては、憎悪を剥き出しにする。普段は優しく暖かく、冗談も言う性格(アニメではそれらの描写がない)。過去、自分の命を狙った灰閻に対し、僅かな力で深手を負わせた。優姫の未来を想う母として、灰閻を信じ、彼に学園創立を約束させる。番外編では、かつて雨の日に傘を隠したり(後の雨嫌いの原因)、自分を付け回したりした悠を嫌っていた事実を娘に告げる一方、目の前で熱々振りを披露するなど夫婦仲の良さも示している。吸血鬼の居ない世界で学生として暮らした時期があり、当時はお転婆な少女だった。悠とは正反対の性格
†元老院(げんろういん)†
貴族階級(Bクラス)
†白蕗 更(しらぶき さら)純血の君と呼ばれる†
元老院に協力的な白蕗家の娘で、枢とは親しい友人。婚約者(純血種の黄梨)がいたが、自らの手で殺害。枢を思い留まらせるために元老院に駆けつけたものの、倒れている拓麻を前に策略を巡らせ、自らの屋敷で目覚めた拓麻に枢の真意を問いかける。穏やかな反面、自ら「気が短い」と自称する通り、裏に残虐さを秘めている。
†一条 麻遠(いちじょう あさとお)石井康嗣通称「一翁」†
身長182cm。拓麻の祖父。元老院に名を連ねる最古参の吸血鬼の1人で、理事長の平和主義を快く思っていない。上級吸血鬼の特殊能力は黒いオーラ。孫の拓麻に枢を見張るように指示するが、友人に利益のない行為だと拒まれる。李土以外の思い通りにならない人物を疎んじている。拓麻と対峙した結果、死亡。緋桜 閑(ひおう しずか)声 - 園田恵子 / 折笠富美子零を吸血鬼にした女性。特に植物を操る能力に秀でる純血種。李土の元許婚。身長171cm。吸血鬼の間では「狂い咲姫」と呼ばれる。生後間もなく、元老院に「保護」の名目で隔離される。かつて愛した(元人間の吸血鬼で、まだレベル:Eに墜ちていなかった)男を錐生家に殺され、その報復として錐生一家を襲撃し、零と壱縷の両親を惨殺。残った双子の兄弟のうち、零を吸血鬼に、壱縷を虜にした。何事かを企み、紅まり亜(遠い親戚)の身体を借りて学園へと潜入したが、枢に企みを見破られ、枢に心臓を取られ殺される(零に対吸血鬼用の銃で撃たれて弱っていた)。純血種の運命を狂わせた者達への復讐を望んでいた。形は違うものの、その遺志は枢が引き継ぐこととなる。また、病弱だった壱縷に血を与えている。
†錐生 壱縷(きりゅう いちる)宮野真守零の双子の弟†
17歳。身長181cm。A型。兄とは異なり、吸血鬼ハンターとしての能力をほとんど持たずに生まれたため、正反対の零を憎んでいた。反面、最終的には零自身を大切に想う感情も示す。母体内で零に力を半分奪われたことから病弱となったが、閑の血を得た日(吸血はされていない)以降、病と縁遠い身体になる。閑を慕っており、彼女の死後に姿を消す。閑の悲願成就と敵討ちのため、黒主学園に入学したが、仇敵の純血種である李土に人間の彼が復讐出来るはずもなく、瀕死に追い込まれる。その後、兄との一体化を願って零のいる牢屋に向かい、夜刈が置いていった「血薔薇の銃」で零を撃ち、零に血を吸われ最期を迎える。(番外編では、本編にはない普通の少年らしさを見せ、零を慕う心情も表現されている。)
†紅 まり亜(くれない まりあ)中原麻衣編入生†
閑の遠い身内に当たる少女。16歳。152cm(優姫と身長が一緒)。上級吸血鬼の特殊能力は武器を使う。閑が学園に来る際、病弱な自分を強靭にして貰う見返りに、自分の肉体を器として差し出す。閑が体から離れた後、意識を取り戻して帰宅した。壱縷のことが好きで再会を願っていた。彼を気に掛け、梟から元老院を覗いた際、枢による元老院全滅を目撃する。
夜涼しくなりますね(>人<;)
風邪をひかないように暖かくしてね٩(๑ơ ڡơ๑)۶♥
今日はお休みなので明日20時にお店にいるので会いに来てねヾ(@⌒ー⌒@)ノ
お待ちしております(^Д^)ノ
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